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<薬膳レシピ>
2020年11月15日(日)
【薬膳レシピ】銀杏とエビのガーリックソテー ~初冬の薬膳、腎の養生~
立冬を迎えて、冬の始まりです。
冬に関連する五臓は『腎』で、
『腎』は生命エネルギーである
腎精を貯蔵しています。
成長、発育、生殖、老化に深く関わっています。
寒さは『腎』の機能が低下しやすいので、
初冬の薬膳として、腎精を滋養し、
気温の低下より空気が乾燥し出やすい
症状の咳や咽頭痛を考慮しました
銀杏とエビのガーリックソテーはいかがでしょうか。
今月のテーマは銀杏です。
銀杏は、乾燥に弱い肺を潤し、
咳を鎮める効能があります。
エビとエリンギで腎精を補います。
料理の風味や味のアクセントになるにんにくは
体を温め咳を止める効能があります。
補腎益精
【食材】2人分
銀杏 50g
エビ 100g
エリンギ 1パック
にんにく 1片
ナンプラー 小さじ2
酒 大さじ1
塩コショウ
ごま油 大さじ1
【作り方】
①エビは背中に切り込みを入れ背わたを取る。
塩、片栗粉を少々まぶしてから、
水でもみ洗いする。
にんにくは、みじん切りにする。
②フライパンにごま油とにんにくを入れて火にかけ、
香りが立ったらエビ、銀杏、
エリンギを入れ、酒を加えて炒める。
③エビの色が変わったらナンプラーを加え、
サッと炒め合わせて火を止める。
④器に盛り、塩コショウをひいてください。
【食材】 | 【性味】 | 【帰経】 | 【効能】 |
エビ | 温/甘鹹 | 肝腎胃 | 補腎、補陽、補気、開胃、袪風、通乳 |
エリンギ | 平/甘 | 肺腎 | 補陰 |
銀杏 | 平/甘苦渋 | 肺腎 | 潤肺、定喘、縮尿、止帯 |
にんにく | 温/甘 | 脾胃肺 | 温中、健脾胃、止咳、化痰、宣窮、解毒、殺虫 |
薬膳食典 食物性味表
レシピ担当:栄養士、国際中医薬膳師、
中医薬膳茶師、紡ぐしあわせ薬膳協会認定講師
野田知子